注目ワード「医療」
昨今のコロナ禍で全国的に注目された、子どもの医療費助成や街の病院数、お医者さんの人数、病院のベット数など、ここでは医療に関するデータについて紹介しています。
登場人物
ゆきちゃん | のんびり屋さんだけど明るい性格。近々子どもが生まれる予定の妊婦さん |
---|---|
れいこ先輩 | しっかりもので物知りな会社の先輩 |
1. 子どもの医療費助成とは?
せんぱい、最近ずっと休んでましたがどうしたんですか?
ちょっと、下の子、上の子と順番に熱出して…。熱が下がっても何日か登園させられない期間があるから長引いちゃうのよ。
大変なんですね…。
まぁね、お医者さんにも何度も行かないといけないし。
2人分の医療費とかになると結構大きな出費じゃないですか?
あぁ、小さい子には医療費の助成制度があるからそんなにかからないのよ。ちなみに私が住んでいるところは中学生まで無料よ。
なんですと?!タダ??
何歳までが対象か、自分たちが負担する金額はいくらになるのか、所得によって制限があるか等、住んでいる市区町村によって違うから気を付けて。
えぇ?住んでいる場所によって違うなんて…Oh,No!
自分の場合は、どの市区町村がより多く、長く助成が適用されるか、条件をよく見ないとわからないので注意してね。例えば、対象年齢が「18歳まで」でも、所得制限の金額が低くて、実は多くの人が「中学校卒業まで」しか適用されなかったり、隣同士の市区で対象年齢が同じ「中学校卒業まで」でも、片方が「自己負担あり」でもう片方が「自己負担なし」だとすると、助成金額に違いがでてくるのよ。また通院と入院で条件が変わるところもあるから気を付けて。
なるほどなるほど。やっぱり条件をよく確認するのはいつもと同じなんですね!
そうよ、ゆきちゃん成長したんじゃない?
むぅ~馬鹿にしてますね!!
解説子どもの医療費助成は、市区町村によって条件が異なります。通院と入院、対象年齢、自己負担、所得制限をよく確認しましょう。対象年齢が所得によって変わる場合も多々あります。対象年齢だけみて、長く助成されると考えるのは早計です。自己負担、所得制限についてもよく確認しましょう。
- 通院と入院の条件を確認しよう
- 対象年齢、自己負担、所得制限の条件もよく確認しよう
2. 病院数と病床数の違いは?
せんぱい。このまえ「住みやすい街トップ100!」みたいな記事見たんですけど、その記事を見た旦那さんがこの市は病院が多いから上位なんだとか言ってたんですよ。病院の数とかあんまり気にしたことなかったんですけど、やっぱり重要ですか?
うーん。その人が何を重視するかによって違ってくるとは思うけど、一般論を言えば病院が多い街の方が安心な気はするわよね。
ちなみに、いつもみている「生活ガイド.com」だと医療系だけでいくつか数字があって、どれみたらいいかわからないんですよぉ。。
そうね、基本的なところだとまずは病院の数と診療所の数と人口あたりの病床数あたりかしら?
病院と診療所って何が違うんですか?
こまかい定義はあるけど、簡単にいうと20人以上の患者を入院させられるのが病院で、19人以下もしくは入院施設がないところが診療所かな。
それなら、近所にある「〇〇医院」とかは診療所ってことですね。病院は大きな病気とかでお世話になるところですね。
入院施設があるってことはそうなるわね。病院があっても、ベット数が少なくて入院できない!みたいなことが起こるから、病床数も見ておいた方がいいわ。新型コロナウィルスが蔓延した時にも、病床数が足りないということがニュースになっていたでしょ?
友達がこないだ盲腸が悪化して入院ってなったんですけど、ベットが空いてなくて一旦帰らされたって聞いてびっくりしたんですよ。そういうことですか。
大きい病院とかは近隣の街からも人がくるから一概には言えないけど、病床数を人口で割った数値を見ると参考になるわ。
なるほどねぇ。人口で割るって前にも出てきましたね!
そうそう、あとは小児科医師数とか、産婦人科医師数とか関心がある人は参照するといいわね。
なるほど~
解説街の住みやすさを計るのに病院や病床数は参考になるデータです。一度自分の住んでいる街や引っ越しを検討している街の数値を見てみましょう。
- まずは、「一般病院総数」、「一般診療所総数」、「一般病床数 人口10000人当たり」のデータをチェックしてみよう
- 子どもがいる人や女性は、「産婦人科医師数」、「産婦人科医師数 15~49歳女性人口10000人当たり」のデータもチェックしよう