「(漢字で)書けそうで書けない市ランキング」投票受付中

注目ワード「ごみ」

日々生活を送る中で必ず出てくる「ごみ」。出す曜日を気にしたり、分け方について考えることも多いと思います。ここでは、実は自治体によって違うごみ分別やごみ袋とその金額についてを紹介します。

登場人物

ゆきちゃん のんびり屋さんだけど明るい性格。近々子どもが生まれる予定の妊婦さん
れいこ先輩 しっかりもので物知りな会社の先輩

1. ごみ分別方法はどこも同じ?

ゆきちゃん

せんぱーい、聞いてくださいよぅ。昨日友達がお家にきたんですけど、ごみの分別が間違ってる!って怒られたんですよぅー

えっ!ゆきちゃん、ごみの分別ちゃんとしてないの?

れいこ先輩
ゆきちゃん

きちんとしていますー!たまたまビンとか缶を出す曜日だったから、ごみ出ししたんですけど、「なんで色分けしないの!ダメでしょ!」って言われたんですー

あぁ、そういうことね!ゆきちゃん、そのお友達は、ご近所に住んでる人ではないんじゃない?

れいこ先輩
ゆきちゃん

なんで分かるんですか!?結構遠いところから遊びに来てくれたんですよー

ごみの分別ってね、地域によって違うのよ。そのお友達のように、地域によってはビンを色ごとに分けて出す必要があったり、缶もアルミとスチールで分けてだすところもあるのよ。

れいこ先輩
ゆきちゃん

どこでも一緒ってわけじゃなかったんだー!じゃあ、ごみの分別がカンタンなところはいいところですね!

ごみを出す側の私たちからすると確かに楽に思えるわね。ごみの分別は自治体ごとに任されているのだけど、焼却設備の性能の違いだったり、街の人口が多いと細かい分別にすると自治体が負担だったりと、色々な事情を踏まえて決められているのよ。

れいこ先輩
ゆきちゃん

ちゃんと理由があるんですね!!

解説ごみの分別は自治体ごとに異なり、出し方を間違えると回収してくれない自治体もあります。引越しをした際などに混乱しないよう、ごみの分別はしっかり調べることが重要です。

ごみの分別と自治体ごとに分け方が違う一例

可燃ごみ燃やせるごみ全般。不燃ごみで処理をされるプラスチックや白色トレイなども可燃ごみとして扱う自治体もあります。
不燃ごみ燃えないごみ全般。スプレー缶やカセットボンベ、割れ物・刃物などの危険物は別袋にして出すなど指定されている場合があります。
びん色ごと(青・緑・白・黒など)に分けて出す自治体、種類(一升瓶・リターナブルびんなど)に分けて出す自治体、びんは全てひとまとめの自治体があります。
缶(カン)アルミ缶・スチール缶に分けて出す自治体と、カンは全てひとまとめの自治体があります。
ここがポイント
  • 自治体によってごみの分け方(分別)は違う
  • 引っ越すときは、必ず引越し先のごみ分別を事前に調べておこう

2. ごみ出しに使えるごみ袋は何でもいいの?

使えるごみ袋が決まっている自治体が意外と多いことは知ってたかしら?

れいこ先輩
ゆきちゃん

えっ!知らないです!白とか半透明の袋なら何でもいいんじゃないんですか!?

それは「指定されたごみ袋がない」自治体ね。指定されたごみ袋がある自治体は、コレを使いましょう!と自治体が指定した袋で出されたもの以外は回収されないことが多いわ。

れいこ先輩
ゆきちゃん

じゃあスーパーの袋じゃ出せない場所があるんだぁ…。

解説自治体によって指定されるごみ袋は様々です。指定されたものがないところや、色のみ指定されているところもあれば、市が用意したごみ袋ではないと受け付けないところもあります。

ここがポイント
  • 自治体ごとにごみ袋は異なる
  • 指定されたもの以外で出すと、受け付けてくれない場合もあるので要注意!

3. ごみ袋の金額の正体って?

ゆきちゃん

ごみ袋が決まってるということはぁ…つまりどこかでお金を払ってごみ袋を買わないといけないってこと?

その通りよ。お金を払ってスーパーとかで指定されたごみ袋を買うのよ。

れいこ先輩
ゆきちゃん

それはつまり、ごみ出しにお金がかかるってことですか!?

すごいわ、大当たりね。でもそうじゃない自治体もあるの。たとえばごみ袋が有料でも、ごみ処理費用がごみ袋に含まれていないケースもあるわね。あとは、ある一定数までは無料配布して一定を超えたら有料で買ってもらうという超過従量制という形式をとっている自治体もあるわ。

れいこ先輩
ゆきちゃん

ごみ処理費用…?超過従量制…??

ごみを収集して処理をすることは無料ではなくて、いろんなお金がかかっているのよ。それを市民が一部負担している自治体があるの。その費用を徴収する手段として、ごみ袋にごみ処理費用を加算する方法をとっているのよ。

れいこ先輩
ゆきちゃん

なるほど!でもなんで無料のところと有料のところがあるんですか?無料の方がお得だなって思うけど…。

それはね、廃棄物処理法でごみの処理方法が自治体に任されているからなのよ。ごみを減らす努力やリサイクルへの取り組み、ごみ処理施設の運営とかをそれぞれの自治体が独自に行っているからなの。確かに無料はお得に思うかもしれないけれど、有料の自治体は、ひとりひとりが意識をもってごみを減らす努力をしてほしいっていうお願いが込められているのよね。

れいこ先輩
ゆきちゃん

ごみを捨てるのが有料なのには、ちゃんと意味があったんですね!知らなかった!

解説ごみ袋が指定されている場合、自治体によってはごみ袋にごみ処理費用が加算されているケースがあります。生活ガイド.comでは、自治体ごとにごみ処理が有料か無料か、袋の指定があるか等を掲載しています。自分の住んでいる市区のごみ処理がどのような形態なのかを調べてみましょう。

ごみ袋が指定されている場合

ごみ袋にごみ処理費用が含まれる自治体がごみを処理するための費用(人件費や施設運営費用等)をごみ袋の価格に含めて販売しているケースが該当します。
袋代のみ袋代にごみ処理費用が含まれず、袋を製作するための費用だけをごみ袋代とする制度です。
超過従量制家族の人数等に合わせて、自治体から事前に無料でごみ袋や引き換えチケットを配布してもらう制度です。ごみ袋をすべて使い切ってしまった場合には、有料で追加分を購入することができます。
ここがポイント
  • ごみ袋が指定されている場合、ごみ処理費用が金額に含まれている場合がある
  • ごみ袋の入手方法は購入制・配布式等があり、自治体によって異なる

あなたの街のデータをチェック

    都道府県

      市区